こんにちは、ロベです。
検査技師に限らず、働いている人にとってお金に関する悩みは尽きないと思います。
私が検査技師を目指そうと思った時には、
今ほどインターネットも普及しておらず、給料のことなんて気にしないで進路を決めてました。
今となっては、
『なかなか昇給しない』、『同世代の他職種より給料が安いんじゃないか』など
お金に関する悩みは尽きないです。
『臨床検査技師』という国家資格を取得したら、
どのくらいの給料がもらえるの?
ほかの検査技師はいくら貰ってるんだろう?
周りに検査技師・医療関係の仕事をしている人がいないと、
なかなかお金に関して知る機会は少ないかと思います。
今回は、そんな人に向けて『検査技師のお金事情』について紹介します。
この記事は以下のような人におすすめ
・将来、検査技師を目指そうと考えているけど、どのくらいの年収が貰えるのか気になる人
・検査技師として働いているけど、今よりもっと年収を上げたい人
年収について
平均年収
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、
全国平均で508.7万円となっています。
地域や経験、資格、勤務する施設や組織などさまざまな要因によって異なります。
都市部のほうが地方に比べ、給料が高く、
大学病院のほうが、一般病院に比べ、賞与が高いです。
500床規模で働いてる私の年収も、全国平均と同じくらいです。
ただ、友人の話を聞くと、病院でこの金額はだいぶ良いほうだと思います。
508.7万円という金額は、あくまで平均なので
中央値で考えると400万~450万円ぐらいになるかと思います。
年齢
また、年齢による推移は、55~59歳でピークとなっています。
医療機関では年功序列の傾向が強く、
年齢が上がるにつれて、役職手当などもあり、給料が上がりやすくなっています。
60歳で定年退職となるため、給料が下がり、定年後はパート契約で働く技師が多い印象です。
近年の少子高齢化の影響で、
働き手が減り、定年の年齢が上がることも考えられます。
初任給
職場によって異なりますが、令和3年の調査で22万400円(経験年数0年、20~24歳)
また、大卒か専門卒でも初任給が変わってきます。
私の職場でも、大卒と専門卒の初任給に差があり、
専門卒が大卒の初任給に追い付くには約5年かかってしまいます。
家庭の事情などもあるかと思いますが、個人的には大学での資格取得をお勧めします。
給料アップの方法
検査技師の給料アップの方法には、いくつかあるので紹介していきます!
転職
一番、手っ取り早く給料アップを狙うのであれば、
転職活動は必須です!!
同じ会社で働き続けていても、なかなか給料も上がらないのが現状です。
転職活動の手段として以下の方法が考えられます。
- 転職会社(エージェント)の利用する。
- 病院の求人情報やホームページを確認する。
- 日本臨床衛生検査技師会(技師会)の求人情報を確認する。
- 友人や人づてに紹介してもらう。
昇進
検査技師内でも、主任・副技師長・技師長といった役職があります。
役職が上がるにつれ、責任も増えますが、給料も上がっていきます。
ただ、役職を上げるにしても
役職の人数に定数があったり、昇格試験だったり、年齢基準などがあるので、
確実性には、やや欠けるかと思います…
資格取得
職場によって異なりますが、資格取得により昇給や一時金がある職場もあります。
資格取得は自分の知識向上につながり、
転職や給料アップにも有利に働くので、
検査技師として働くのであれば、常に向上心を持つことは大事になってくると思います。
副業
コロナウイルスによって、PCR検査の需要が高まり副業として働く技師も出てきました。
PCRのほかに、クリニックでのエコー検査や細胞検査士の細胞診など、
検査技師の専門性を活かせる副業があります。
中には、検査技師の資格以外に別の上位資格がないと出来ない業務もあります。
※本業で働いている職場の職務規定によっては副業を禁止している場合もあるので注意してください。
まとめ
検査技師の給料事情と給料アップについて紹介しました。
給料面といった待遇を知ったうえで、
職業選択や転職活動などを目指したり、
自分で考えて行動することが大事だと思います!
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